マウイ島の最高峰ハレアカラー
標高約3,055mの山頂付近までは、一気に車で登ることができます。山頂から見るクレーター、そして日の出や日の入は見事の一言です。
ハレアカラーの名前、クレーター内の噴石丘の名前は以下過去ブログ記事より
今日はハレアカラーで見た雲、そして虹を代表とする大気光象(※大気の水滴や氷の粒の影響で、太陽や月の光の進む方向が変化して生じる現象)をほんの少しご紹介します。
山頂付近にあるビジターセンターの駐車場から見た風景。
雲と雲の間にいるのが良く分かります
雲は高さによって、上層雲、中層雲、下層雲と細分化されるそうです。頭上の雲は高層雲でしょうか。
二層に分かれる雲(クレーター内)
山頂から、スライディング・サンド・トレイルを少し下った場所より。
ご覧のように、クレーター内は雲で覆われていました。トレイルを3~4時間ほど下ると、クレーターの底にたどり着きます。
雲と地面の狭間を歩くのも高山ならではの醍醐味
クレーター内では、ちぎれたような雲が何度も目の前を流れることも。
山肌に雲がまとわりついています。層雲と呼ばれる雲でしょうか?
クレーターの内から空を見上げると、巻雲(けんうん)と呼ばれる上層雲が目を惹きました。巻雲はすじぐも、しらすぐもという別名もあるそうです
山頂で見た日光環です。
太陽の周りに同心円状に光の輪ができています。月の周りにできる場合は月光環
と呼ばれるそうです。
ちなみに、紫色の光はカメラのゴーストです
うっすらとした雲に覆われた山頂では、太陽の周りにオレンジ色の光の輪ができていました。
彩雲(さいうん)とよばれる現象。
雲が真珠光沢のように色づいています。ハレアカラーに限らず、比較的良く見かけます。サングラス着用がおすすめ
ハレアカラーへ向かう途中で見たハロ(暈:かさ)。
虹は水滴(雨粒)、ハロは氷の粒
の影響によって発生します。彩雲と同じく、注意して空を見ていると意外と見る機会の多い現象です。
ハロが二つ出ている現象だと思います。
その場合、はっきりした光の環は内暈(うちかさ)、その外側、写真の下部にある虹色の輪の一部が外暈(そとかさ)。ただし、環水平アークと呼ばれる別の現象かもしれませんが、正直良く分かりませんでした
ハワイはレインボーステート(州)と呼ばれるほど虹が多い場所。
ハレアカラーでは、低い場所にかかる虹を良く見かけました。
山頂から下ったところで見かけた白い虹
数分もたたずに消えてしまいました。霧虹、とも呼ばれるようです。
いかがでしたか?
これらの雲や大気光象は、もちろんハレアカラー以外でも見ることができます。海抜に近い標高で暮らしていると、あたり前のことかもしれませんが空や雲や虹は主に見上げるものです
ハレアカラーでは、これらの現象を自分と同じ目線で見たり、見下ろすことができるので、普段と比べて目につきやすいかもしれません
クレーター、日の出や日の入ウォッチングはもちろん、雲や虹などの大気光象を意識すると、ハレアカラでの楽しみ方の幅がさらに広がるかも
(注)2017年2月1日より、山頂での日の出鑑賞が予約制となります。詳細は以下の英語サイトより。
https://www.recreation.gov/
JTBハワイ チキラ(ビショップ博物館 日本語ドーセント)
主な参考書籍
村井昭夫・鵜山義晃(2011)「雲のカタログ [空がわかる全種分類図鑑]」,草思社
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