今日はマウイ島からの季節のおいしい情報です
マウイで人気のフルーツと言ったら?
「マウイ・ゴールドのパイナップル」と答える方が多いはず。
しかしマウイに住むロコにとっての名産といえば
「マウイ・パーシモン(柿)」
今日はそのトリビアをご紹介します
訪れたのは、日本からの団体シニア旅行の方々をお連れした
こちらのハシモト・パーシモン・ファーム(以下ハシモト・ファームと略)
アップカントリーと称するクラの山に位置します。
ナイス・ビューでしょう
ハシモト・ファームはマウイに存在する4つの
柿農園のうち最大で、3300フィートの高地であるクラに
5エーカーの土地を持ち、500本の柿の木を育てています。
柿の生育にはマイナス1度から4度くらいがベスト環境。
つまり温かいハワイでは普通育たない
このマウイの山でのみ育つ柿だからこそ「貴重」なんです
なんと100年以上前に日本からの移民であった
ハシモト・シンイチ氏によりはじまった柿の生産。
『この水気が少なく涼しいクラの気候にぴったりな果物と言えば~』
と思いついたのが日本の柿でした。種を日本から運んで
生育を始めたといいます。三世代に渡って大事に
育てられた木は若木でも樹齢10年だというから驚きです
植樹してから接木や成熟した実をつけるまで
少なくとも6年はかかります。
マウイ柿の収穫期はたった2.5ヶ月
ちょうど今の季節、
10月から12月の第2週までの限定された期間となります。
見ると枝にたわわと実をつけて輝いていました。おいしいそう~
収穫されたうち半分は下記のおなじみのストアに卸され
一般の方が消費する用に供給されているそうです。
ホールフーズ、フードランド、マナ・フード
クラ・プロデュース、
ママズ・フィッシュハウス・レストランなど。
残りの半分は農園への直接注文により
マウイ・パーシモン(柿)のファンの個人宅へ
配達されるのだそうです。人気があるので
需要と供給は追いついてないそう。
ハシモト・ファームで生産される柿の種類には
3つあり、それぞれユニークな日本の名前がついています
左から、“maru”、”fuyu”、”hachiya”
“maru”
その名の通り丸い形が特徴。
歯ごたえがあり、味は渋さと甘さを兼ね備えています。
残念ながら、この日はすでに人気の為売り切れ
“fuyu”
木からもぎ取ってそのまま食べられる
特別な処理の要らないタイプ
こちらも柿特有の歯ごたえが魅力
“hachiya”
冷凍処理後、柔らかくなった状態が食用にベストなタイプ
これも甘くて味わい深かったです
これらの柿は収穫後の処理として、カビをさける
ために乾燥のプロセスを経て丁寧に管理され、
hachiyaは別途、冷凍処理を経て
食用として仕上げていきます。
柿の大敵であるミカンコミバエなど様々な
害虫からも保護が必要ですが、山に生息する
シカやイノシシ、悲しいかな心無い人間による盗難などからも
保護が必要で、大事に、大事にこの柿を
育てているのです
ハシモト・ファームではジャムやソースなどの
お土産もバラエティー豊かにラインナップ。
食べやすくパンやお料理にもぴったりです。
今まさに収穫時期なのでオアフでも是非フードランド
などのストアに行った際は、このマウイ柿を探してみてください!
100年前に日本からやって来たマウイ生まれの
柿の味や如何に是非食べてみてくださいね。
マウイオフィス ミスター・E
Hashimoto Persimmon Farm, LLC
1378 Pulehuiki Road
Kula, Hawaii 96790
ウェブサイト:http://hashimotopersimmons.com/
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