太平洋戦争の幕開けのきっかけとなった1941年12月7日の真珠湾攻撃。その舞台となったパールハーバーは、当時の事実を伝える貴重な場所となっています。
今回参加したパールハーバー・スーパーデラックス探検家ツアーでは、
太平洋航空博物館
戦艦ミズーリ号
USSアリゾナ記念館
を巡ることができ、さらに戦艦ミズーリ号では、一般には非公開のエリアに立ち入ることもできます。
まずは午前8時過ぎ、指定の集合場所にBlue Wave Tourのバスが到着。車両の上にあるBWTのマークが目印です。
パールハーバーでは、カバン、バックパック、ウエストポーチなどのバック類の持込みは一切禁止されています。携帯電話、財布など予めこのような透明なビニールケースに入れておけば持込み可能。撮影用の大型なものでなければ、カメラ、ビデオの持込みも大丈夫です。
またこちらのツアーでは、ピックアップ後にBlue Wave Tourのオフィスにて貴重品以外の荷物を預かってもらえます。ツアーに不要なものは全て預けましょう。透明なクリアトートバックも$10で販売されています。
さて、本日のガイドはベテランガイドのミッチーさん。パールハーバーの歴史について日本では習わなかった事実を含め、とても詳しく教えてくれます。パールハーバー内では公認ガイドが案内をしてくれますが、車内でのミッチーさんの説明は平和のありがたさを感じる貴重なお話ばかり。
パールハーバーに到着後、初めに訪れたのはこちらの太平洋航空博物館。
チェックイン後、こちらのグリーンのバンドをしてもらったら、館内や外の撮影が可能になります
またこちらではガイドはつきませんが、日本語のオーディオで説明を聞きながら、館内をまわることができます。
零戦です。
さらに外には当時使われていた滑走路もあります。真珠湾攻撃の際には、向こうに見える山から実際に零戦が飛んできたそうです。
当時のままの姿の第79格納庫です。
中に入るとくっきりと砲弾の痕が見えます。
倉庫内には映画トップガンで実際に利用されたグラマンドF-14Dトムキャットなど数々の航空機が復元され、今でも当時の技術を知ることができる貴重な展示物がたくさんありました。
さて次は1990年代初頭の湾岸戦争まで実際に使われていた戦艦ミズーリ号へ。
まず戦艦ミズーリ号に乗船前に特製カレー・ランチをいただきます
具材がゴロゴロで美味しいです。これから3km程ツアーで歩くので、ここではしっかり食べて水分補給しておきましょう
セキュリティーゲートを通り抜けてチェックインが済んだら、いよいよ戦艦ミズーリへ。
この日のガイドはベテラン日本人ガイドのまゆみさん。探検家ツアーは1日10人までの少人数制なので、しっかりとミズーリの歴史が学べます。
記念撮影を終えたら、ガイドさんの案内に従って甲板中央のエリアへ。
こちらは1945年9月2日、日本の降伏文書調印式が行われた場所。これをもって第二次世界大戦の終了が告げられました。
そしていよいよ探検家ツアーのスタートです。まず案内されたのはこちらのはしご。
入り口は狭いですが、1人づつ登っていきます。
上った先は、、、先ほど記念撮影した大砲を撃つ部屋。
そして次は水兵さんたちが使用していたベッドルームを通り抜け、、、
はしごを降りてどんどんと下の階へ進みます。
こちらは通称ブロードウェイと呼ばれる船を縦断できる廊下。アスベストなどが使用されていて、ミズーリ退艦後は立ち入れない場所でしたが、映画パールハーバーの撮影のためディズニーが資金を出して補修工事が行われたそうです。
さらに進みこちらはエンジンルーム。船の原動力となる蒸気や電力が作られる場所です。クーラーがないので、船員は汗だくで働いていたんだそうです。
こちらは射撃管制室。たくさんのコンピューターが並ぶ戦艦の頭脳のようなお部屋です。
立ち入り禁止エリアを抜け、ようやくデッキへ戻ってきました。
全長約270m、重さ40,520トンもあるミズーリは圧巻の大きさ内部は外からは想像できないくらい機能的で、無駄のない街のよう。とても貴重な体験ができました。
お次はパールハーバー・ビジターセンターへ。
ここではまずパールハーバーの歴史について約20分間の映画を観ます。私たちの映画上映時間は午後2時から。
映画を見終わったらボートに乗ってUSSアリゾナ記念館へ向かいます。今回USSアリゾナ記念館に渡る桟橋が工事中のため、下船はできませんでしたが、この下には真珠湾攻撃によって沈没した戦艦アリゾナ号が1177名の乗組員と共に静かに眠っています。
ボートから見たミズーリ号。船の巨大さが伝わりますね。
午後3時頃ツアーが終了。日本・アメリカお互いの立場を知り学ぶことの多い一日でした。
JTBハワイ WEB課
人数限定人気ツアーのためご予約はお早めに