2016年12月以降、日本からの直行便就航に伴い、以前よりグッと身近になった「ビッグ・アイランド」ことハワイ島。
●世界自然遺産に指定されているハワイ火山国立公園の雄大な火山や溶岩
●サンライズやサンセット、きらめく星空で有名なマウナケア
●カメハメハ大王生誕の地であり死去の地
●世界的に有名なコナ・コーヒーの農園が集中するコーヒー・ベルト
ハワイ島の魅力は、自然、歴史、人々の暮らしすべて
今回ご紹介する魅力は、ハワイ島コハラ・コーストのマウナ・ラニホテル近くにある『プアコ・ペトログリフ考古学保護区』。
なんと3000以上の【ペトログリフ】が描かれているエリアです。
ペトログリフとは?
岩の表面に描かれた「岩絵」です。ハワイで見かけるペトログリフは、描くというより、刻む/削る/掘るといった表現が適切かもしれません。
人、カヌーやカメなど、その形は様々です。単なるいたずら書きという説もありますが、昔ハワイで生活していた人々の誕生やライフイベントを示すもの。とも考えられています
ペトログリフ自体はハワイ固有のものではありません。描かれた年代や模様は違いますが、世界中に存在が知られています。
プアコ・ペトログリフ考古学保護区とは?
ペトログリフを見ることができるエリアとして、最も広いエリアの一つ。
約223エーカーの範囲に広がる溶岩には、3000以上のペトログリフが描かれています。
古いペトログリフは西暦1200年頃までさかのぼれるようです
プアコ・ペトログリフ考古学保護区への行き方
ホロホロカイ・ビーチに、20台程度の駐車スペースがあります。駐車場入口付近にあるマラマ・トレイルヘッドが、プアコ・ペトログリフ考古学保護区へ至る入口。
ここから往復2.4km程。徒歩で1時間もあれば訪れることができます。
歩道は、最初だけ整備されています。
整備された歩道の終点には、いくつかのペトログリフがありました。
が、これらはレプリカとのこと
さらに、林の踏み分け道を進みます。
林が開けた後も、道沿いに進みます。
少し歩くと柵に囲まれたエリアが見えてきました
『プアコ・ペトログリフ考古学保護区』です。
ペトログリフの保護のため、柵の中に立ち入ることはできません。
柵の中の赤茶けた溶岩には、おびただしい数のペトログラフが描かれていました。
とても写真では、その様子を伝えきれません。
柵に沿って多少歩道が整備され、エリアを巡回できるようになっています。
人型のペトログラフがはっきり見えます
歩道のところどころにもペトログリフがありました。
人が連なって行進しているかのようなペトログリフも。
おびたたしい数のペトログリフ。もう何がなんだか分からないくらいスゴイです
訪れるのにおすすめの時間は
?
ペトログリフを見に行く際は、午前中の早い時間がおすすめです。
理由は以下の3つです。
●昼に比べてずっと涼しい
●朝は太陽の光が傾いているためペトログリフに影ができやすい=見やすい。昼前後だと、太陽光が真上から差すので、ペトログリフがのっぺりして見えます。
●探索後のランチやビールが最高
ご注意ください
往復&滞在あわせて、徒歩でも1時間程度。決して遠くはありませんが、特に昼前後は暑いです。
帽子とサングラスは必須です。日焼け止めとお水(できれば1リットル以上)も必ず持って行きましょう
以前6月のお昼時に訪れた際は、それはもう暑くて、あっという間に水500mlを飲み干しました(最も暑い時期の最も暑い時間帯でしたが)
他にもペトログリフが描かれている場所は何箇所もあります。
でも【プアコ・ペトログリフ考古学保護区】は、ペトログリフの規模感や雰囲気共におすすめです!
JTBハワイ 1000gladgood