ハワイ報知新聞を訪問してきました!

2022.07.11ウェルネス

ハワイで唯一(北米地域も含めて)の日本語新聞である、ハワイ報知さんにお邪魔して新聞がどのように作られているのかを見てきました。

ハワイ報知は1912年、牧野金三郎氏によって創刊され、今年で創設110周年を迎えた歴史のある新聞社。こちらは過去の新聞資料。歴史の深さを感じます。
(興味のある方は、「ハワイ報知」でググってみてください。ハワイの歴史が見えてきます。)

ハワイ報知新聞は火曜~土曜日の朝に配達され、ハワイの日本人世帯数の約50%をカバーしています。さらに、3年前からウェブで電子版の発行も始めて、日本時間の毎朝9時に最新の記事がアップされます。ちなみにウェブ利用者の内訳は、日本在住の方が80~90%を占めており、ハワイへの関心の深さがうかがえます。

記事の内容は、スターアドバタイザーからの翻訳記事、ハワイの話(独自取材)、日本からの記事、日本の記事の英語版となっています。

ここからは、記事がどのようにして作られるのかご紹介しましょう。

まずは午前3時頃、ホノルル・アドバタイザーからの記事をピックアップして、翻訳をする担当者にデータが送られます。翻訳されて戻ってきた内容は、その他の記事や広告をレイアウト、デザインを施し、紙面に割り振られます。

その後、コンピューターに新聞としての表現を考慮しながら入力し、誤字、脱字がないかチェックして印刷部門へ送られます。また印刷前に、色合いやデザインなどの最終チェックが行われます。

最新式のデジタル印刷機で印刷、カットをし、折りたたまれて新聞が完成。そして、配達に送られます。

皆さん新聞を印刷すると聞くと、大きな輪転機を回して、その中を新聞用紙が走っている光景を想像すると思います。でもハワイ報知さんは、最新の印刷機械を導入して、記事を作成した後PDFに変換して、印刷、切り分け、折り畳みまで一気に作成してしまいます。

普通のプリンターが巨大になって、カット、折り畳み機能が付いたと思ってください。この機械、相当お値段が張りそうです。

新聞が出来上がりました!

こちらは紙の倉庫。大きな紙のロールがたくさん積まれています。

現在、ハワイ報知さんではハワイやアメリカ本土在住の子供用に、子供新聞「KEIKI HOCHI」も2週間ごとに発行しています($5/月)。子供新聞は小学校3、4年生から中学生ぐらいを対象にして、日本の事や科学などの記事を掲載しています。お子様をお持ちの方にはおすすめ!購読の申込は、subscribe@thehawaiihochi.comへご連絡くださいね。

最後に、今回の取材にご協力いただいた、ハワイ報知社、吉田太郎 社長(写真右)、金泉典義 編集局長(写真左)、ありがとうございました。

当サイトでご紹介した内容は掲載時点での内容・料金となり予告なく変更となる場合がございます。

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