アロハ!皆さん!本日はカカアコはソルト周辺のミューラル・アート(ミューラル:壁画)の最新情報をお伝えします!
ミューラル・アートの運営は、すでに周知の方も多いと思いますが「Pow!Wow!」(パウワウと発音)。2011年、ハワイのカカアコから始まり、今では日本(神戸、長野)や世界12の地域に延べ600人を超えるアーテイストが参加しているオープンギャラリームーブメント!
そしてこの方がファウンダーのジャスパー・ウォン氏。自身もユニクロをはじめ、世界中の有名ブランドとのコラボでもよく知られるアーティストです。
パブリックアートを通してコミュニティーの活性化、そして地域住民へのアートへの理解に注力した「Pow!Wow!」の活動はスタートから10年余にしてハワイにしっかりと根付きました。
そのポジティブな姿勢が街を活性化し、人々のアートへの思いや生活の楽しみをクリエイトし、未来を担う子どもたちへの教育にも繋がっています。
アーティスト:Prime
2021年は社会環境の影響でミューラルアートのペインティングは行われませんでしたが、Pow!Wow!の活動に賛同したスポンサー企業が増え続け、なんと大手ハワイアン・エアラインの協力のもと、これまたハワイの権威ある博物館、ビショップミュージアムとコラボレーションが実現。同会場にて5月15日から9月19日までハワイの文化と融合したミューラルアート・彫刻品等が沢山展示されました。
ファウンダー・ジャスパー・ウォン氏のメッセージ:
我々オリオリ隊は、ジャスパーさんへのメールインタビューでコンタクトを取りつつ、3月のとあるお昼下がり、ミューラル・アートを取材してきましたので、こちらのレポートをご覧ください!
アーティスト:Ckaweeks
コーラルストリートに描かれているミューラル。ウェブサイトにはこんな名言が添えてありました。
「ライフスタイルは常に変化し、進化し続ける。落ち着いてしまうと創作力が止まり、結果ビールがまずくなる」
アーティスト:Grace
ハンクスホットドックの近くに描かれているフォトグラファーアーティストのGraceの作品。自身の弟を描いたポートレートとなっていて、力強いタッチが見る人を惹きつけます。
アーティスト:Alex Pardee
こちらはフリーランスのアーティスト・Alex Pardeeの作品。アパレルデザインやコミッククリエイターでもある彼は、現在映画製作にもかかわっています。この壁画の角を右に曲がると「POW!WOW!」のグッズ販売ショップ(現在クローズ中)があるので目印にして。(グーグルマップでも探せます)
グッズ販売ショップのPow!Wow!ジェネラルストアの入口、現在は土・日の11:00am~15:00pm営業のみ。
Tシャツ、ステッカー等、アートなロゴグッズ商品が販売されていますので、要チェックです。
アーティスト:KAI KAULUKUKUI
ハワイ島生れのアーティストであるKAIは、モンクシール、シャークなどハワイの海の生物を題材にした作品を多く生み出しています。カカアコには、これ以外にも何点か彼の作品を見ることができます。
アーティスト:Tristan Eaton and Matt Eaton
Tristan Eatonは18歳にしてアメリカの大手おもちゃ会社の子供向けロボットデザインを手掛け、 ニューヨーク、パリ、上海などを舞台に大規模な壁画でよく知られているアーティスト。こちらは兄弟のMattと共に描いた作品となっています。
ペイントに隠されている日本語の4文字(笑)わかりますか?作者の意図を思いめぐらしながらのアート観賞はなかなか楽しいですね。
クックストリートとアウアヒストリートが交わる交差点までやってきました。
アーティスト:VHILS
VHILSはポルトガルを拠点に活動しているアーティスト。 世界中からの注目を浴びているアーティストなんだそうですよ。
注目されている理由には、ある秘密があるんですよ。。
よく近づいてみてください!壁に描かれたのではなく、壁を削って制作されているんです。一体どうやったらこんな風に出来るのか?制作風景を見てみたいものです!
アーティスト:Saturno, Jose Mertz, Woes, and Dragon72
14歳の頃からスプレー缶でミューラルを描き始めたSaturno,マイアミを拠点とする友人、Jose MertzそしてWoestとの共作“Dragon 72”
アーティスト:Kealakukui
オアフ島生まれ、フィリピン育ち、ラスベガスでも暮らしたことがあり、現在はオアフ島に在住している女性アーティスト。海に差し込んだ光がサメのボデイーにリフレクトする様子が美しい。
アーティスト:Andrey Kawasaki
こちらは、2016年の作品ですが、あいかわらず人気です。
アーティスト:Rone and Kamea Hardar
Pow!Wow!Hawaiiの代表作の一つ、2014年作品。Andrey KawasakiとRon & Kamea Hardarnoの作品は既に数年経っているのですが、劣化して味わい深さが加わっているところが見どころで、ジェスパー氏もそれが「オープン・ギャラリー」の特色の一つとおっしゃっています。
今回レポートしたミューラル・アートは複合施設「ソルト」の周辺を約30~40分程で見て回れる範囲。「ソルト」には、最近オープンしたお洒落なレストランやショップがあるほか、近辺には「Hマート」「ダウントゥーアース」などおみやげ探しや、ドリンク補給に最適なスーパーもあります。ランチ時間にはミューラルアートの近くに沢山の各種フードトラックも出回っているので、アートと一緒に楽しんでみて。
旅行再開後は、これまでと変わらずソルト前のアウアヒストリートにHibusが停車しますので便利に利用してミューラルアート観賞にお役立てくださいね!
毎年2月に1週間かけて書き換えのイベントが実施される「POW!WOW!」ですが、引き続き社会環境の影響により今年2月には実施されず、6月~7月開催を予定しているそうです。更に新しくなるカカアコの街に期待が高まります!
Pow!Wow!
http://www.powwowworldwide.com/festivals/hawaii