ハイアットリージェンシーワイキキ リゾート&スパ内の「Hoʻokela(Hawaiian heritage and culture center)」でハワイアン体験をしよう!
本日は、ハイアットリージェンシーワイキキ リゾート&スパ ダイヤモンドヘッドタワー2階にあるHoʻokela(Hawaiian heritage and culture center)をご紹介します。
代表のKuʻuipo Kumukahi氏は、ハワイの音楽賞ナホク ハノハノ アワードの「ベスト女性ボーカリスト賞」「ベスト・ハワイアン・アルバム賞」の受賞経験をもつ有名シンガーでもあります。
当センターでは、ハワイの歴史、伝説、文化、ハワイの人々と自然とのつながりなどについて学べる展示物や、アクティビィティが用意されています。
全てのアクティビティは誰でも無料で参加できますが、基本ハイアットリージェンシーワイキキ リゾート&スパのゲストを対象としていますので、ほかの方には感謝の意味での寄付をお願いしています。
通常の営業時間は、10:00~14:00で月曜日~金曜日まで開催。こちらは常駐のスタッフの方々です。
写真左から:Jeninne Heleloa氏(Hawaiian Music Perpetuation Societyエグゼクティブディレクター)、
Kuʻuipo Kumukahi氏(Hawaiian Culture&Community Relationディレクター)、アシスタントのNaoさん、Tashaさん。
2022年4月は、17日~23日にハワイ島ヒロで開催予定のメリー・モナーク・フェスティバルを記念しての特別な月になります。センターは営業されますが、スケジュール等は未定になっています。
※スケジュールは変更になる場合がありますので、事前確認をお願いします。
こちらがセンター入り口になります。
センター内は土足禁止なので、入り口で靴を脱いでくださいね。
さてここからは、各クラスをご紹介していきます。
ALOHA MĀLAMA PONO PLEDGE 10:00~14:00 毎日
ALOHA MĀLAMA PONO PLEDGEを唱和(ハワイを訪問した者として、この地に対しての責任を誓約します)すると、Kuʻuipo氏が記念のスタンプを押してくれます。イオラニ宮殿、クイーン・エマ・サマー・パレスやビショップ博物館の各入場料10%割引のカードももらえますよ。1枚のカードで4名までが割引になりますが、使用の際には各施設への予約が必要です。
HULA-CISE 8:30~9:00 火曜日・木曜日 要予約 定員10名
フラのステップを使ったローインパクトのエクササイズです。朝一番で体験してきました。
軽いストレッチの後、Kuʻuipo氏の指導でレッスン開始です。数多くあるフラのステップの幾つかを組み合わせた、下半身のみのエクササイズです。少し腰を落として上半身を固定、肩は動かさず、安定した正しい姿勢を常に意識します。一つ一つの動きは難しくありませんが、音楽に合わせて全ステップを通して踏むと、うっすらと汗が出てきました。
クラスの最後に、Kuʻuipo氏(左)とJeninne 氏(右)が、先程のステップに言葉を表現する手の振りを付けたフラを披露してくださいました。
NĀ MEA HANA LIMA 13:00~14:00 月曜日~金曜日 予約不要
今回は体験しませんでしたが、こちらは通常のフラレッスンのクラスとなります。
NĀ MEA HANA LIMA 11:30~13:00 月曜日~金曜日 予約不要
こちらはレイメイキング体験のクラス。
今日のレイは、フラ用のスカートや、ハワイ料理ラウラウの素材としても使われるティリーフ=ティという植物の葉(ハワイ名:Lau kī、Lāʻī 日本名:センネンボクの葉)で作りました。ハワイではティは神聖な植物とされており、魔除けとしても使われます。
ティリーフは電子レンジで温めて柔らかくして使います。それぞれより合わせた2本をまたより合わせ、好みの長さまで何枚かリーフをつぎ足していきます。作業中、Kuʻuipo氏からレイについてのいろいろなお話を伺いながらゆったりした時間が流れます。レイには、作成者のその時の感情が全て入ってしまうそうです。心を静めて、贈る相手を思いやりながら作りましょう。
こちらはKuʻuipo氏の作品。私たちが1本作る間に上の写真の4本を仕上げ、全部をより合わせて見事なレイを作られました。
ʻOHE KĀPALA 12:30~14:00 月曜日・水曜日 予約不要
オヘ(ʻohe)とは、ハワイ語で「竹」、カパラ(kāpala)とは、「版」「型押し」などを意味します。カパの特徴は、竹でつくった装飾用のスタンプで、それぞれのデザインには特定のストーリーや意味が込められています。
講師のKumu Hula Auliʻi Mitchel氏(今はNalu Andrade氏に変更になっています)が、木の金床クア・クク(Kua Kuku)の上に置かれた発酵加工したワウケ(Wauke、梶の木)の樹皮を四角い木槌イエ・クク(Ie Kuku)で叩き伸ばして、透かし模様を付け、ハワイ独特のカパ(布のように使用していたポリネシアの伝統工芸)を作っていきます。その様子を見学しながら、カパの特徴や歴史についても教えてもらいました。オヘ・カパラはこのカパの装飾にも使われます。
今回は、オヘ・カパラを使ってポストカードを作らせてもらいました。
じゃ~ん!こちらが完成品です。素敵に仕上がって満足!送られた方もうれしいですね。
NĀ MEA HANA LIMA 10:00~11:30 月曜日~金曜日 予約不要
こちらはウクレレ・レッスンのクラス。
ウクレレは、19世紀後半にポルトガルの移民が持ち込んだ「ブラギーニャ」という4弦の小型ギターをもとに、ハワイに自生する木「コア」を使って作り始められた楽器です。
Tashaさん(左)とNaoさん(右)に教えていただき、簡単な3つのコードで弾ける曲「Happy Birthday」を練習しましたが、なかなか難しく、キュートなウクレレの音色は響きませんでした・・・。
KŌNANE 10:00~14:00 月曜日~金曜日 予約不要
コナネ(kōnane)とは古代ハワイアンや王族も遊んでいたというボードゲームです。ハワイアン・チェッカーとも呼ばれるもので、パパム(Papamu)というボードとテーブルの両方を兼ねた、大きな彫刻が施された岩の上に白い珊瑚と黒い溶岩の小片を使ってプレイされました。コナネには「明るい月の光」という意味もあります。
こちらがセンターで使われている簡易の木製ボードです。
TashaさんとNaoさんの対戦を見学しました。
ルールはチェッカーよりもシンプルですが、勝つためにはかなり頭を絞る必要があります。縦横に(斜め方向には進めません)相手の駒を飛び越えながらその駒を取っていきます。飛び越えることができなくなった方が敗者となり、勝者が最後のひと飛びをしてゲーム終了となります。
ULANA LAU HALA 10:00~12:00 金曜日 予約不要
ウラナ(ulana)とは「編む」、ラウハラ(lauhala)はハワイやポリネシアの海岸沿いに生育するハラの木に生えている葉っぱの名称です。ラウハラで編んだものは、水にも火にもつよく、バスケットや帽子などの手芸品の他、昔は家の屋根やマット、枕にもなっていました。
こちらは体験参加時に作る作品のサンプルで、講師のKumu Ulana Anakē Caroline Affonso氏の作品。
MELE ALIʻI 12:00~ 水曜日 要予約 定員10名
MELE ALIʻIは、Kuʻuipo氏によるハワイアンソングのライブパフォーマンスと歌詞の解説です。
Kuʻuipo氏は歌詞を非常に大切にされています。文字を持たなかった古代ハワイの人々は、場所、人々、出来事などを暗記し思い出すために作詞をし、曲を付けて歌い繋いできました。どんなシチュエーションで作られた歌詞なのか、その意味を感じながら歌うことはとても大事な事なのです。
HUAKAʻI HELE 10:00~11:00 月曜日・木曜日 要予約 定員10名
Kuʻuipo氏のガイド(ハワイ・ワイキキの歴史や伝説、人々と自然とのつながりなどについて解説してくれます)による、ハイアット リージェンシー ワイキキ ホテル⇒プリンセス カイウラニ ホテル⇒モアナ サーフライダー ホテル⇒カフナ・ストーン(The Wizard Stones of Kapaemahu)⇒デューク カハナモク像⇒フラ マウンド(クヒオビーチ・フラショーのステージ)などを回るウォーキングツアーです。
ツアーの最後に、カフナ・ストーンの伝説を解説したビデオ「Kapaemahu」をセンターに隣接した個室で鑑賞します。
このビデオは、センター手前の通路に常設のモニターでも上映されています。
PŪ KANI 12:00 月曜日~金曜日
ハイアットリージェンシーワイキキ リゾート&スパ 1階中央の滝の前でほら貝を吹くRichard “Babes” Bell氏のパフォーマンスもセンターのプログラムの一環です。
Richard氏はイリカイ・ホテル&ラグジュアリー・スイーツでも58年間(17:00~17:30 毎日)ほら貝を吹き続けていらっしゃいます。ほら貝は、古くは王族や酋長の到来をつげる合図として、今でもセレモニーやイベントの始まりや終わりの時などに吹かれています。基本は東西南北、それぞれの方角に向かって吹き鳴らされ、最後のひと吹きは長く伸ばして終了します。
笑顔がとても素敵ですね!
ハワイ州ではMālama Hawaiʻi(マラマハワイ:ハワイを思いやる心、レスポンシブル・ツーリズム<責任ある観光>のハワイ版スローガン)のコンセプトのもと、コロナ後の観光業を急速に再開させています。
ハワイの観光業の中心地であるワイキキは、かつては王家の別荘が多く存在していた王族の保養所のような場所でもあります。そのような歴史のある地で、Hoʻokelaはハワイを訪れた人々とハワイの人々、真のハワイとの間の懸け橋としての役割を果たそうとしています。ハワイをもっと知れば、今までとは風景も違って見えます。
次回のハワイ旅行には是非、新しい体験を旅の一ページに加えてくださいね!