ホノルル市の鳥、シロアジサシ(マヌ・オ・クー) その①

2015年03月17日

テーマ:ハワイの文化・歴史

アジサシという鳥をご存知でしょうか?
主に魚を餌とするカモメ科かもめがとんだ。の鳥です。

 

漢字では鯵刺と書きます
この場合の”鯵”は、鯵という種アジの開きを示すのではなく、
一般的な魚を示す総称いとして使われています。
”刺”という言葉は、必ずしも魚をプスリと刺すわけでなはなく、
刺すように魚を捕まえる動作を意味するようです(※)。
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参考書籍

 

日本でも様々なアジサシの仲間を目にしますが、
ハワイでは、日本でとても珍しい種類を簡単に目にすることができます。
その筆頭とも言えるのがシロアジサシです

 

どれぐらい珍しいかと言うと・・・

 

かつて鳥好きの先輩が硫黄列島近海でシロアジサシを見た際、
感動のあまり思わず涙ぐんだ顔ぐらい、です。

 

・・・。

 

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シロアジサシ(撮影地:ダウンタウン)

 

さて、英名をWhite Tern、ハワイ名をマヌ・オ・クー(Manu-o-Kū)といいます。
”マヌ”はハワイ語でという意味。
”オ”は接続詞。”クー”はハワイ(だけに限らず太平洋の広い範囲)で重要視されていた
四大神の一人の名前です。戦いの神、山や森の神などとして信仰の対象となっていました

 

クーの鳥という意味だそうです。
なぜ、このような名前になったかは、すみません調べきれていません
どなたかご存知でしたら是非教えてください。お願い

 

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シロアジサシ(撮影地:ダウンタウン)

 

このシロアジサシ、山や海に行かなくても
ワイキキ周辺やダウンタウンの街中で簡単に見ることができます
見分ける際、ちょっと紛らわしい種類は白いハトくらいでしょうか。
私の脳内にあるシロアジサシの特徴(ハト比)は以下の通りです↓

 

 地上には降りませんストップ
 体型がスマートですキラキラ
 短足だけど嘴が長いあひる
 ヒラヒラと飛びます鳥
 ギャーギャー鳴きますギャーハトのおよめさん

 

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樹上にとまる2羽(撮影地:ワイキキ)

 

1月初旬1月
見慣れた通勤路の途中、樹上にとまる2羽のシロアジサシが目につきました
その2羽は数日同じ枝にとまり、時に寄り添うような行動をとっていました
これはもしや繁殖突入?、と思った訳です

 

私は、かつて動物調査を仕事にしていました
東京湾でコアジサシ、諫早湾でベニアジサシ、現在噴火中の
小笠原諸島西之島で(もちろん噴火前に)クロアジサシやセグロアジサシやオオアジサシなど、
様々なアジサシの繁殖状況を調査する機会に恵まれました。

 

2羽のシロアジサシを見て血がザワザワと騒ぎました
そして記録をとり始めました
記録内容はいたってシンプル
見た時間(基本、朝と夕方の二回)、個体数、とまっていた枝の位置、備考などなど
まあ報告書を書く訳ではないので、ちょちょいのちょい星のステッキです(死語?)。

 

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記録 ※クリックすると大きくなりますサーチ

 

では、これを書いている時点(3月12日)までの情報を、ダイジェストでお届けします

 

 

1/19 観察開始オペラグラス朝、ならんで2羽が枝にとまっている(産卵前かきゃはっ
1/30 あまり行動に変化なし
2/2 朝&夕に全く同じ場所にとまっている。しかも1羽のみ。(これは怪しいガンバ

 

 

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定位置にとどまる1羽。(撮影地:ワイキキ)

 

2/3 昨日同様、同じ場所に1羽がとどまっている。(昨日の時点で産んだか?アヒャドキドキ
2/12 なんかモゾモゾしてた(主観です
2/18 2羽が入れ替わった(抱卵交代の時間か?ハウ~わくわく
2/23 なんかモゾモゾしてた(ように見える
3/3 2羽が定位置にとまっていなかった。(これはもしかして孵化したか?おおー

 

 

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2羽(撮影地:ワイキキ)

 

3/4 また落ち着いた。(昨日はぬか喜び?ウルウル
3/8 親が、近づいてきた2羽を追い払った際にヒナを確認。(キター!キター(・∀・)

 

 

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とっても分かりにくいヒナの写真、赤丸内。心の目で見てください目(撮影地:ワイキキ)

 

1月30日夕~2月2日朝にかけて産卵し、
3月6日夕~8日朝までにかけて孵化したものと思われます人差し指
産卵から孵化するまで36~38日程度を要したことになります。

 

それで?、なんて野暮な質問はナシです
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少し育ったヒナCUTE(今回見ているのとは別個体。撮影地:ダウンタウン)

 

…ここまで書いたところで重要な事実に気がつきました
ここは歴史/文化のコーナーでした
このままでは自然コーナーになってしまう

 

どうしよう、そうだ、本に頼ろう

 

でも長くなってきたので、その②(明日)に続く

 

次回は、デビッド・マロによって書かれた「モオレロ・ハワイ」
ハワイ王国の王族に口頭でのみ伝承されていた創世神話「クムリポ」と絡めてお届けします。
お楽しみに

 

JTBハワイ チキラ (ビショップミュージアム日本語ドーセント)ハカセ

 

※以下、参考書籍一覧
安部直哉(2008)「山溪名前図鑑 野鳥の名前」, 山と溪谷社.
菅原 浩, 柿沢 亮三(2005) 「図説 鳥名の由来辞典」, 柏書房.


★今回ご紹介した情報は予告なく変更される場合があります★
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Comment

“ホノルル市の鳥、シロアジサシ(マヌ・オ・クー) その①” への4件のフィードバック

  1. かとっち より:

    シロアジサシの観察レポート最高です!
    主観のモゾモゾ、など、その時のワクワク感がつたわってきました!
    今年、ハワイに行くときには、探してみたいと思いました。
    ハワイの野鳥や植物レポート、楽しみにしています!

  2. hawaiigirlss より:

    ハワイ移住前なので
    参考になります^ ^

  3. JTBハワイ より:

    >hawaiigirlssさん
    ハワイ移住なんてワクワクですね!
    ここハワイは本当に鳥の天国のようなところで、道端で美しい鳥を発見することも多々あります。
    またそれだけ鳥に対する配慮もあり、例えばマカプウ岬からみえるラビットアイランドや野鳥の聖域とも指定されているなど、鳥の保護に熱心です。開発が続くハワイですが、この美しい鳥たちが見られるハワイであって欲しいと思います。

  4. JTBハワイ より:

    >かとっちさん
    ありがとうございます!
    明日も続きをやりますので、よろしくお願いします!

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